GDP

January 30, 2009

中国国務院温家宝首相は、スイスで開催中の世界経済フォーラムで、「2009年の経済成長率は、極めて困難ではあるが、8%成長達成も可能」と発言。
中国経済成長の鈍化は、2008年第4四半期に過去7年間で最低水準となる6.8%を記録。
同年第3四半期の経済成長率9.0%から大幅に低下した。
2008年の通年GDP成長率は、2007年のGDP成長率13%から9.0%に低下している。

(12:30)

January 25, 2009

中国鉄道部によると、2009年の基本建設投資目標は6,000億元だと発表。
中国政府が新たに出した「中長期鉄道網計画」によれば、2020年までに国内鉄道網の営業距離を12万キロまで拡張し、運輸能力の強化によって社会発展と経済成長を促進させる狙いがあるという。鉄道技術も世界最先端の水準まで引き上げることも計画に含まれる。
現在、中国政府によって承認された鉄道網新設プロジェクトの総延長は2万3000キロ。中国鉄道部は2010年までの2年間で1万キロを新設し、2兆元規模の資金投資を計画している。鉄道建設工事によって、600万人の雇用機会創出、レールを含む鋼材需要は2,000万トン、セメント需要は1億2000万トンに達する見込み。さらに、中国GDP成長率を直接的に1.5%引き上げると予測している。

(12:00)

January 22, 2009

中国国家統計局の初期統計の発表によると、
中国GDP(国内総生産)は、30兆670億元で、GDP成長率は9.0%。
四半期ごとの成長率は、Q1が10.6%、Q2が10.1%、Q3が9.0%、Q4が6.8%と、世界経済の影響を受けていることが良く分かる。
その反面、2008年消費者物価指数(CPI)増加率は、2007年より5.9%増加して、過去12年間で伸び率は最高を記録したが、予想では6%台と言われていただけに、ちょっと疑問の残る数字と感じられます。

注目すべきは、消費財小売総額が、前年比21.6%アップの10兆8488億元。増加率は前年から4.8ポイント上がったのですが、このモノを買う消費(=内需)を見る限り、しっかりと成長していることがわかります。そして、この消費が中国経済や世界経済の支えとなりえるだけに、今後の動きを見ていく必要が有るのではないかと思います。



(12:00)

January 16, 2009

2007年の中国GDP成長率は13%を超え、1994年以降で、最大の成長率を記録した。これにより、中国GDPは、ドイツを越え、アメリカ、日本に次ぐ世界三大経済体となった。国民総所得(GNI)で比較した場合4兆4150億ドルと、ドイツ国民総所得(GNI)を1兆2180億ドル上回ったようである。
2008年にはこの差は拡大すると指摘していたようだが、世界経済・金融危機の影響で、成長率は鈍化すると思われる。2008年中国第4四半期GDP成長率は7.5%前後で、年間成長率は9.3%前後。中国当局が内需刺激政策を主導しているが、世界経済危機によって、中国輸出産業が影響を受ける。また、これらの産業は中国経済の柱産業のため、2009年GDP成長率は7.7%になることも考えられる。

(12:50)

January 15, 2009

中国国家統計局の発表によれば、「2007年の中国国内総生産(GDP)は当初のデータを1.1%上方修正し、13.0%
発表によると、2007年中国GDPは25兆7306億元で、発表当初のデータより7776億元増加。
また、2007年中国第一次産業GDPは前年比3.7%増加し、GDP全体の11.1%を占める。
第二次産業GDPは前年比14.7%増加、GDP全体の48.5%を占め、第三次産業GDPは前年比13.8%増加し、GDP全体の40.4%を占める。

中国国家統計局では、中国経済発展の実状を正確に反映させるため、2003年よりGDPのデータ採集方法、ならびに発表方法の改善に取り組んでおり、初期統計の発表後、最終確認版を発表し、修正することで、データ精度の向上を目指している。



(12:30)