80后
May 17, 2010
中国の大手調査会社CTR市場研究はこのほど、中国都市住民調査(CNRS)の結果を発表した。それによると、2009年は国際金融危機で世界経済が冷え込むなか、中国のマクロ経済を取り巻く情勢が変化した。政府の景気刺激策の下、中・小都市の重要性が日増しに顕著となり、世界的なブランドがミドルエンド以下の市場に相次いでターゲットをシフトしたという。
今回の調査によると、中国とアメリカのハイエンド層を比較すると、中国のハイエンド層は家庭よりも仕事を遥かに重視している。そのため、衝動消費と負債消費の傾向がアメリカのハイエンド層よりも顕著に現れている。
特筆すべきは、80年代生まれの若者世代が社会の成長・進歩を促す主役となっており、その消費理念がこの世代を象徴していることだ。80年代生まれの若者世代はそれまでの世代と価値観や生活様式などが異なるため、
CNRSの調査によると、「80后」はブランドを追い求めるが、外国を崇拝しているわけではなく、仕事よりも家庭、生活の質を重視する。「70后」「90后」と比べて、交際範囲が広いのも特徴だという。
一方で、「80后」はその特徴ゆえに、それまでの世代よりも大きなプレッシャーを背負っている。うち役割葛藤(role conflict)とキャリア開発が主なプレッシャーだ。パソコンゲームをしたり、バーに行ったり、友人と遊ぶことでこれらストレスを発散している。また「80後」はインターネットとともに育った世代でもある。
インターネットは「80后」の生活の隅々まで浸透している。チャットやネットショッピング、ネットゲームなどの利用者数はここ3年増加し続けている。うち、ネットショッピングの成長がとりわけ急速で、ネットゲームとチャットも2桁の伸びを見せている。
中国80後が商品販売のターゲットになっている!
本当のマーケティングをできないマーケッターやコンサルタントに任せているあなた!
広告はデータに基づく科学するものです。
Webマーケティングで中国4億人のネットユーザを集客する
May 13, 2009
いつの頃からか中国では「80后(バリンホウ)」、「90后(ジュリンホウ)」という言葉が流行り始めました。これらは「80年代以降生まれ」、「90年代以降生まれ」を指しています。
中国では80年代から「一人っ子政策」が始まりました。
「80后」の数は2005年までに3.3億人に上ってきました。彼らは70年代生まれに比べ,比較的豊かな環境の中で育てられました。そのため“貯金”という概念は頭の中にほとんどありません。自分らしさを追求し,“消費行為”から得られる快感を楽しんでいます。
私たちの親世代はもっと“物質消費”を重視していました。
例えば,お金があれば,まず冷蔵庫・テレビなどの家電や家など必要なもの(資産となるもの)を購入します。
一方,“80后”はより“自分の楽しみのための消費”を重要視します。CD・MP3・DS・旅行・ネットサーフィンなどに使います。
「80后」以降の消費行動と消費心理は上の世代と比べ,大きく変化しました。消費に対する考え方は、従来の節約・保守型から大きく変わり、前向きに自分に投資・挑戦するために最新の商品やサービスにお金を使おうという傾向が強くなってきました。パソコン(インターネット)・ブランド品・車・旅行など自分の価値を高めてくれるものは80后の「大好物」です。
「80后・90后」につけられているニックネームを見るとそれが良くわかります。
小皇帝:小さな皇帝。一人っ子の為大事に甘やかされて育つ
月光族:給料を貯金もせずに浪費してしまう
草苺族:イチゴのような温室育ちで,打たれ弱い
宅男宅女:家で過ごし,PCやゲーム,アニメに夢中になる
透明族:自分自身に投資をし,計画的に将来を考える
周りからよく私たちの親世代を「消費の素人」、私たちを「消費の達人」と呼びます。
実は,「80后」は消費ばかりではなく、「起業の達人」でもあるのです。特に、IT業界では何億元もの資産を得ることは夢ではありません。
李想:泡泡网CEO(PCPOP.COM)
1981年生まれ,高校卒業,年収1千万元,個人資産評価2億元
茅侃侃:MaJoy CEO
1986年生まれ,中学卒業,個人資産評価3億元
趙寧:非常在線CEO
1983年生まれ,起業翌年黒字経営,個人資産評価1億元
中国市場では「80后・90后」の存在は無視できません。彼らは新しい中国市場誕生の象徴です。この世代の存在は中国を従来の“世界の工場”から“世界の市場”へ少しずつ変えていく大きな要因となるはずです。
これから中国市場のマーケットとしての開拓を考えている企業は,「80后・90后」が与える市場へのインパクトにぜひ注目してみてください。
魅力的で刺激あふれる中国市場があなたを待っています。
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