輸出

August 20, 2009

日本貿易振興機構(JETRO)は、日本の中国向け輸出額が今年上半期、米国向け輸出額を初めて超えたとする報告書を発表した。中国はこれで、輸出入の両方で日本にとって最大の貿易相手となった。ジェトロは、財務省が発表した貿易データに対するドル換算と分析を通じてこの結論を出した。

上半期の日本の対中輸出額は前年同期比25.3%の465億ドル、対中輸入額は同比17.8%減の562億ドルだった。米国などその他の国・地域との貿易額がさらに大幅に減少したため、中日貿易のランキングが上がる結果となった。中日貿易総額は昨年同期から21.4%の減少となったが、対外貿易に占める割合は 20.4%にまで拡大し、日米貿易の13.4%と日韓貿易の6.1%を大きく上回った。

さらに、中日貿易額が今年、アジア金融危機の影響を受けた1998年以来の前年割り込みとなるとの見込みを示した。中日貿易回復の条件は、先進国の経済好転と中国の需要拡大だとされた。

(12:00)

March 17, 2009

世界的不況の下、かつて隆盛を誇った中国輸出産業の低迷が深刻になっている。
中国経済の不振ぶりは、中国政府が3月11日に発表した最新の輸出統計からも見えてくる。
この統計によると、中国の輸出高は、1月の前年同月比17.5%減に続き、2月も同25.7%減と、大方のアナリストの予想を超える落ち込みを見せ、米メリルリンチの調査リポートでも「惨憺たる数字」と酷評された。
海外の経済情勢を考えれば、3月の輸出統計でも大した改善は見込めない。輸出の不振で、中国政府が掲げる今年の経済成長目標の達成はかなりおぼつかなくなってきた。
温家宝首相は、3月5日に北京で開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の冒頭演説で、8%の経済成長率は達成可能との見解を示した。 だが、多くの外部エコノミストはそれほど楽観視していない。
国際通貨基金(IMF)は今年の中国の経済成長率を6.7%程度と予測。エコノミストの中には、さらに厳しい予測をする向きもある。 
内需拡大にはさらなる財政支出が必要になるのかもしれない。
アナリストやエコノミストの意見も、まじめに聞いてはいけないことが多い。。。

 
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(12:00)