交通

July 06, 2009

上海の地下鉄が急伸、年内には総延長で東京を抜き合計345km

2010年中国上海万国博覧会(上海万博)の中心エリアと住民移住基地沿線地区とを結ぶ上海軌道交通8号線の2期工事は、今週中にも開通に向けたテスト運行が実施される。上海市内で新たに軌道交通路線が開通するのは、今年はこれが初めてだ。開通すれば同市の軌道交通ネットワークの運営路線は総延長250kmに達し、駅数は170駅になる。

上海市はすでに都市軌道交通の急速発展期を迎えており、営業キロ数が増加を続けている。総延長14.2kmの8号線2期工事区間以外にも、年内に総延長35kmルの7号線、14.5kmの9号線2期工事、約46kmの11号線北部区間1期工事の3つの新路線・区間が開通する予定で、2009年の同市の軌道交通は営業キロ数が累計100キロメートル以上延びる見込みだ。

現在、都市軌道交通の営業キロが世界で最も長い都市は英国・ロンドンで、総延長は408km。2位は米国・ニューヨークの370km、3位は日本・東京の304km。

上海の軌道交通の営業キロ数は年内にも約345kmに達し、東京をはじめとする軌道交通の発達した各都市を追い抜いて、世界3位、アジア1位に躍進することが予想される。

2010年の上海万博開催までに、軌道交通10号線と2号線の東部延長区間、2号線の西部延長区間、7号線の北部延長区間、そして13号線の万博会場区間の計5つの延長区間で、テスト運行が終わって営業がスタートする。順調にいけば400km規模の軌道交通ネットワークが形成されることになり、ネットワークは2012年にはさらに500km規模に達する見込みだ。

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