上海

March 25, 2013

今月の個人・民間企業による新規ナンバープレート・オークションの限度額を9万1898元とする。

上海市では自動車プレートの価格制限が正式にスタートした。

自動車プレート価格が記録を更新し、上昇を続ける事態に直面して、上海市の関連管理部門は準備していた政策を早急にうち出すとしており、中古自動車プレートの価格制限令もその一つだという。

中古車の売買双方が契約に調印する時は、取り引きする車両の価格構成(車体の価格、プレートの限度価格、サービス費用など)を明確にしなければならないとした。
プレート限度価格が最新の自家用車プレート限度額に基づいて行われたオークションでの平均落札価格を上回った場合は、手続きを一律受理しないという。

マネージメント会社による巧妙な自動車価格つり上げの手法について、同操作方法は次のように規定する。契約の中で明示された車両の取引価格が市場価格と明らかに乖離している場合は、専門の中古車査定会社による評価を受けるとともに、評価報告を提出しなければならないという。

上海の中古車市場には他の都市にはない特殊性がある。
上海の中古車の販売価格にはプレート価格を含むものと含まないものとがあり、含むものは車の後部に「最も高い鉄板」(プレートの意味)がついているので人気があり、ダフ屋の買い占めの対象になりやすい。

中古車のプレートに対する価格制限を実行し、価格を監督管理の範囲に組み込むことは、市場に投入される自動車の台数を増やすことにつながるだけでなく、ダフ屋を閉め出すことにもつながるという。



(00:19)

December 07, 2010

中国の主要各都市の生活コストが急上昇しており、近い将来に香港を抜いて世界で最も生活コストの高い地区の1つになるだろう。

国際人材調査会社・ECAインターナショナルは毎年2回、アジア各地区50カ所以上を含めた世界400カ所以上の地区を対象に、食品や衣類、電子製品など170項目の商品とサービスについて調査を行い、各地区の生活コスト指数を算出している。
それによると、09年3月から今年3月までの期間に、アジア地区、特に中国各都市の生活コスト指数が大きく上昇した。
世界全体のランキングでは、前回3位だった東京がトップ。
以下、名古屋、横浜、神戸と、世界の上位5位までに日本の4都市が入った。
アジア地区のランキングでは、1〜4位を上記の日本の都市が占め、5位以下はソウル、香港、上海、シンガポール、北京、釜山となっており、1〜2年以内に中国本土の上海と北京が香港を抜くとみられている。
アジア地区の生活コスト急上昇の原因について、ECAアジア地区の関礼廉(グアン・リーリエン)総監は「欧州の経済状況が依然として振るわず、ユーロなどの貨幣価値が下がっている。
反対に、アジア経済は好調で、人民元を始めとする通貨の価値が上昇しており、その影響で生活コストが上昇している」と分析している。

(02:30)

July 05, 2010

英紙ガーディアンは「中国、次の消費超大国?」と題した記事を掲載し、中国最大の商業都市・上海に次々と建設されるショッピングセンターが、真の消費者ニーズに基づくものではなく、政府高官の見栄によるものが大部分で、実需が伴っていないと報じた。

金融危機などによる影響で米国経済は低迷し、欧州経済も回復の兆しが見えない状況が続く中、世界の製造業界と飲食チェーン店は中国人の“食欲”を満たすことに躍起になっている。
中国では、政治関係者は北京詣でをし、メーカー関係者は広東省広州を、小売業者は上海を目指すのが一般的である。
上海は小売業者にとって中国市場攻略の拠点となるためだ。

多国籍企業や中国政府は、中国を最大の購買者に育てることに力を注いでおり、この目標が今まさに上海で実現しようとしている。

しかし、上海在住の外国人マーケティング・コンサルタントは「大型ショッピングセンターが次から次へと建設され、ショップにはブランド品があふれかえっているが、旧ソ連時代の発電所と同じように実需に基づいたものでなく、面子によるものだ。政府高官がショッピングセンターの建設によって自分の街を国際舞台に顕示する狙いだ」と分析。 乱立するショッピングセンターを、現地の住民は「幽霊ショッピングセンター」と嘲笑しているという。

なぜなら訪れる客がほとんどいないからである。
理想的な暮らしを生み出すイメージがあるショッピングセンターが、実際には大多数の人々の現実の生活をほとんど反映していないのが現状かもしれない。


(17:00)

June 20, 2010

国際人材調査機構ECAインターナショナルによる年2度の調査によると、このたび「最も生活費の高い都市」ランキングを発表。

世界TOPは東京。
アジア地区の上位10位中4都市が日本から、2都市が中国からランクイン。

調査は、海外企業の駐在員が日常的に購入・利用する消耗品やサービスの価格を基準に生活コストを割り出し、世界390カ国・地区を対象に行われている。


アジア地区の上位10位は以下の通り。

  • 1位   東京   (世界ランク1位) 
  • 2位   名古屋  (同4位) 
  • 3位   横浜   (同5位) 
  • 4位   神戸   (同7位)
  • 5位   ソウル   (同20位) 
  • 6位   香港   (同34位) 
  • 7位   上海   (同46位)
  • 8位   北京   (同55位)
  • 9位   シンガポール  (同67位) 
  • 10位  プサン   (同75位) 


世界のトップ3は、1位が東京、2位がオスロ(ノルウェー)、3位がルアンダ(アンゴラ)。


(20:00)

May 01, 2010