ネット

September 18, 2009

ネット上のインタラクティブ・マーケティングに企業が注目

中国金融ブランドマーケティングフォーラムで、インターネットを使った双方向のマーケティングが参加者の注目を集めた。マーケティングの専門家によると、コレクトナビゲーションを通じてネット上でユーザーを探し当て、ラインオフでの消費の潜在力を触発する企業マーケティングが「ポスト危機時代」において最大のチャンスとなっていく。

10年前はまだ中国のネットユーザーは非常に少なく、それほど価値がなかったといえるが、今ではネットユーザー「主流化」の波が巻き起こっている。ネットユーザーの最適化と増加が、オンラインとオフラインの双方向の統合に大きなマーケティングのチャンスをもたらした。

最新のネット調査によると、2009年6月末の時点で、中国のネット人口は3億3800万人、インターネットの普及率は 25.5%に達した。ネット人口、ブロードバンド人口、国家トップレベルドメイン登録者数の3項目で中国は世界一を誇る。ネットユーザーの構成をみてみると、第1回ネット報告が発表された97年に比べ、中・高所得者の割合が増加した。月収2000元以上が当時は3%の2万人にすぎなかったが、今では 25.9%の8700万人以上にまでふくれあがった。そのうち月収が8000元以上の高所得者が1.9%を占め、640万人を超え、無視できないグループとなった。

ネットリサーチを手がけるアイリサーチによると、中国インターネット事業者大手テンセントの利用者は69%が会社員で、今ではターゲットが金融業界や通信業界などと重なりつつある。こういったグループはネット上の個性的な商品を求め、現実の生活においても様々な消費ニーズを持っている。中国のネットユーザーの90%以上が利用するテンセントでは、ワンストップの便利なオンライン生活をネットユーザーに提供し、すでに実際の生活との一体化を進めている。専門家によると、テンセントのコレクトナビゲーションはネット上でこういったターゲットを探し当て、ラインオフでの消費の潜在力を触発する。企業のマーケティングはオンラインからオフラインに誘導され、ポスト危機時代における最大のチャンスが訪れる。




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