エコ

September 10, 2009

中国エコ経済の潜在力は年間1兆ドル

中国のエコロジー経済には年間1兆ドル。2013年には国内総生産(GDP)の15%に達することが予測されるという。

中国緑色科技(CGTI)が、世界経済フォーラム(WEF)の新リーダー年次総会で初めて発表した中国エコ科学技術市場の分析報告によると、中国のエコ科学技術市場には非常に大きな潜在力があるという。

エコ科学技術を利用したソリューションには巨大な市場潜在力があり、エコ関連プランには経済発展が中国の自然環境に与える影響を大幅に削減する働きが期待される。これは困窮の度合いを深めている天然資源産業にとって間違いなく朗報だという。

エコ経済の発展において、中国の優位点はどこにあるだろうか。中国は未来のエコ経済のリーダーとしてどのような資格を備えているだろうか。

中国はエコ科学技術分野でトップに立つ条件を備えており、特に二つの優位点が注目される。一つは巨大な国内市場、もう一つは政府の強い意欲だ。中国経済は持続的に成長し、技術力と製造力は高く、政府は日々深刻化する気候変動やその他の環境面での脅威への対策に巨費を投じている。こうした要因が相互に結びついて、エコ科学技術産業の巨大な推進力となっている。中国は世界のライバルに一歩先んじており、チャンスを先につかまえて低炭素経済を発展させると同時に、環境の持続可能で長期的な発展を達成する力がある。

中国のエコ経済は発展に向けてしっかりとした基礎固めがなされ、今後は中国政府が打ち出す関連のプラン、法律・法規、財政面での奨励措置・補助金措置、工業の推進措置・価格管理措置などが、環境に積極的なプラス影響を与えるとともに、エコ科学技術市場の振興を促すものと期待される。中国政府の政策が、変革や新たな市場チャンスをもたらす原動力になることは確実。

中国では毎週、多くのエコ企業が誕生している。これほどの発展ペースは他国には想像もつかないものだ。中国は太陽光発電分野で世界の指導的地位にある。このほか、電気自動車や電池関連企業の発展も非常に速いという。

しかし潜在力の大きな中国エコ経済は、発展への大きなチャンスに恵まれると同時に、大きな課題をも抱えているのも事実。




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