キャッシュレス

May 15, 2015

スーパーの決済は、携帯電話のQRコードで。
先日、カルフールが上海市、浙江省杭州市、北京市の全店舗で支付宝による決済を導入した。大手スーパーのウォルマートも広東省深セン市の25店舗で始まった。

微信も、今月12日に北京の大手スーパーで20万件の割引サービス「大紅包」をうち出した。微信を利用して支払いをした場合、買い物金額が10元に達すると10元を割り引くサービスで、親会社の騰訊は、この一日限りのイベントのために200万元を支出した。
モバイル決済場面の広がりでは、支付宝が先んじているが、微信も6億人を超えるユーザーを抱えており、巨大な潜在力があることを示している。

スーパー関係者は、大幅な値引きや割引サービスがなければ、携帯電話で支払おうとしないと考えているようだが、本当にそうだろうか?
昨年から、モバイル決済プラットフォームでは、金に糸目をつけないキャンペーンが相次いでうち出され、ちょっとした値引きや割引では消費者を満足させられなくなり、ロイヤリティはこれから徐々に低下するとみている。十分な魅力がなければ、携帯電話による決済を引き出すことは難しく、おそらくより多くの営業販売戦略が必要だと考えている。

スーパーにもモバイル決済にも利益
これまでは消費者の決済に関するデータはスーパーが握っており、決済プラットフォームが利用することができなかった。しかし、支付宝の今回のウォルマートとの協力により、ビッグデータの処理は重要な一歩を踏み出すことになった。支付宝によれば、基本的な決済での連携だけでなく、ウォルマートと支付宝はビッグデータの運用、会員の管理、O2Oなどで協力を進める予定だ。

支付宝によるビッグデータの分析を提供することで、店舗はさまざまな層の行動の傾向、消費の嗜好、生活半径、信用レベルなどを踏まえて、ビジネスを考えることができるようになるのだ。

キャッシュレスの波が押し寄せてきたのだ



(17:06)

January 05, 2015

2015年の元日に銀聯カードによる銀行間取引の件数が7884万件、金額が1037億元に達し、元日の銀聯カード利用額の記録を更新しただけでなく、利用件数でも銀聯カード誕生以来の単日の記録を更新した。



(22:18)

March 27, 2014

支付宝(アリペイ)は、コンビニエンスストアの「セブンイレブン」南中国と協力して、バーコードを利用したスピーディーな決済を実現すると発表した。

zfb2014

すでに「セブンイレブン」広州の300店近くで導入されており、4月には深センをはじめ、全国に拡大する予定。

(20:52)

February 13, 2014

タクシー配車アプリ滴滴(DIDI)が、微信と提携を開始して1か月。便利な微信支付も多くのユーザーから認められるようになった。

この一ヶ月のキャンペーン期間中は、微信支付の補助金制度があり、決済が発生するたびに運転手と乗客にそれぞれ10元が支給される。運転手には1日50元、乗客には30元の上限が設定されている。


滴滴の微信支付からの受注数は1日平均70万件に、微信支付による決済件数は2100万件に、支給された補助金の総額は4億元(約68億円)に達した。

滴滴は微信支付の利用者に対する「出血サービス」をまだ終了していない。現在同活動に参加する乗客は5元の割引を利用できる。

(20:30)

January 30, 2014

微信(WeChat)の、電子紅包(お年玉)が爆発的な人気だ。

1対1の、普通の紅包は、単純に紅包を渡すのと同じことだが、爆発的な人気になっているのは、グループ内での紅包争奪戦

微信内で、友達のグループを作れることはLINEとも同じだが
お財布機能が発達している微信では、そのグループ内に紅包を投げ入れることができる

群(グループ)内の会話で、紅包を選択し、合計金額と人数を設定し送る!

群の人数が多い場合は、早押しゲームなのです
しかし、金額は均一ではなくランダム。早く受け取ったから金額が高いとも限らないのである。
多くの人が友達や職場、交流会など、様々な群を構成しており、多い人は微信の音が止まらない。

この紅包、この時期にスタートしたのには訳が有る。
このお年玉争奪戦の裏側で、IT各社が奪い合っているのはより多くのユーザー数なのです。

春節のお年玉は伝統的な習慣であり、ほぼ全国民がそれを行ないます。
人々の交流が頻繁になる春節期間に、若者のモバイルアプリの習慣を実家や家族の元に持ち帰らせ、より大きな市場を獲得しようとしているのです。

モバイルネットワークの時代、先に優れた体験によりユーザーを確保した企業が、未来の競争において大きな主導権を手にすることができる。


(19:00)