中国の日系企業

July 05, 2012

シャープは、液晶テレビ「AQUOS」の新製品9機種を発表。

このうち80インチの機種は、中国市場で最大の液晶テレビとされている。



同社はこの他、70インチと60インチの液晶テレビをそれぞれ4機種発表した。

同社は中国市場の60インチ以上の大型液晶テレビで、75%のシェアを占めている。

(00:36)

December 27, 2009

東風日産がレンタカー市場に参入

東風日産は18日、レンタカーブランド「易租車」を北京に立ち上げ、全国的なレンタカー市場に乗り出した。自動車メーカーがレンタカー市場に参入するのは全国でも初めて。

東風日産によると、同社が展開するレンタカー事業が一般的なレンタカー事業と最も大きく異なる点は、自動車メーカーという強みを生かして直接新車をはじめ、一連のサービスを提供でき、レンタルカーの品質を絶対的に保障し、価格面も大幅に格安となる点だという。

東風日産の4S店、直営レンタカー営業所、電話予約センター、専用サイトで24時間前に事前予約すれば東風日産のどの車種でもレンタルできるという。

易租車サービスはすでに北京、深セン、東莞、広州の4都市5店舗の4S店で展開されており、北京では現在、浩洋正業4S店で取り扱っている。すでに600台のレンタカーを投入、来年はレンタル事業を展開する4S店を50店舗にまで増やす見通しだという。

日本企業も頑張っているが、これを読まずに語れない・・・
中国の自動車産業 [叢書インテグラーレ]



(10:10)

December 25, 2009

資生堂 中国の薬局で化粧品発売

1981年に中国進出した資生堂は、この30年近くで、中国の需要に見合ったブランドや製品を育て上げ、合弁で資生堂麗源化粧品有限公司を設立、中国に特化したブランド「AUPRES」を発売し、専門店を4000店以上に拡大してきた。そして中国で全く新しいメディカル化粧品ブランド「DQ」を薬局で販売する新事業戦略打ち出した。


薬局で販売へ
資生堂の前身は薬局。このため、「健康な肌」という理念を堅持し、スキンケアと専門コンサルティングを得意としてきた。日本では薬局で売られている化粧品は消費者からの信頼を集めることから、薬局では日本の25%の化粧品が売られている。

全世界で今、「健康に美しく」が謳われている。薬局はそのテーマにぴったり合い、資生堂の向こう3年の成長も、全く新しいメディカル化粧品ブランド「DQ」の中国の薬局市場での販売にかかっている。

・ワトソンズなど個人生活用品ショップ
・化粧品と漢方薬を兼売する現代化された薬局

資生堂の調査によると、現在中国の薬局の売上高は市場全体の10%前後で、百貨店や化粧品専門店などに比べると市場構成は総体的に低いが、薬局市場の今後の見通しは明るいと見られている。


ターゲットは若者
老舗の化粧品ブランドである資生堂は多くの場合、「お母さん用」のスキンケア用品と見なされ、一般の若者の間では余り浸透しなかった。80年代生まれの若者が今主流の消費パワーになっているとし、若者のブランド追及に「Maquillage」や「SUPREME」という国際的なブランドイメージをつくりだしている。

「AUPRES」などの新しいコスメシリーズをみてもわかる。調査で、70のショップで「Maquillage」を買った消費者のうち、80年代生まれが5 割以上占めたことがわかった。彼女たちはまさに資生堂がターゲットとする消費層で、若者の間で資生堂が徐々に浸透していることを示している。

2冊セットで勉強しましょう
海外派遣者ハンドブック―中国実用ノウハウ事例集〈上巻〉


海外派遣者ハンドブック―中国実用ノウハウ事例集〈下巻〉



(00:03)

November 12, 2009

日本「オートウェーブ」が中国カー用品市場に進出

中国自動車市場発展への対応とカー用品販売市場の開拓を目指し、日本のオートウェーブは中国カー用品のオンラインショップ「中国汽車用品在線(Autoshop.com)および壹捷宏図汽車服務有限公司と中日業務協力協議を取り交わし、中国カー用品市場へ共同で参入することを発表した。

オートウェーブは、カー用品の販売とカートータルメンテナンスサービスを取り扱う業界大手。日本国内に子会社5社とチェーン店15軒を擁する。中国市場でカー用品の販売、自動車装飾、修理メンテナンスなど自動車関連ワンストップサービスシステムを打ち立てる目的で、中国汽車用品在線と壹捷宏図汽車服務有限公司とタイアップし、以下の業務展開を決定した。

▽優れた日本車を中国に提供する
▽車のネット販売を共同で運営する
▽日本市場向け製品を中国から輸出する
▽中国で特製車販売店を設立、後にチェーン店舗を展開する
▽中日人材の交流育成を進める

日中双方は、ショッピングプラットフォーム、カーオーナーコミュニティ、コンサルティングサービス、業界情報提供を一体化した総合顧客サービスプラットフォームを一歩ずつ構築し、カー用品、自動車装飾、修理メンテナンスの総合型自動車アフターマーケット市場サービス・プラットフォームを広大なカーオーナーに提供する。日本の先進製品システム、サービスシステム、宣伝PRシステム、ブランド影響力を導入し、管理体制が整った、先進的な各種システムを備えた、迅速なサービスを誇るアジア有数の自動車関連サービスチェーンブランドを確立する予定。




(13:13)

March 15, 2009

世界最大規模のビールメーカー「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」(RB)は、日本の「アサヒビール」に「青島ビール」の権益19.9%を6億6650万米ドルで売却することを明らかにした。
RBは青島ビールのH株2億6157万株を1月22日、1株当たり19.78HKDで「アサヒ」に売却したという。
その日のH株終値から38%上乗せされた金額となった。
 
ビール市場の景気低迷により「RB」が青島ビール撤退
「RB」にとって、「青島ビール」のブランド価値と広い販売ルートは中国国内での重要な資産に位置づけられていた。しかし、2008年の国内ビール市場の成長率はわずか5.5%で2007年の13.8%を大幅に下回り、値下げ競争も熾烈化。収益率の低下の可能性を見据え、売却に踏み切ったようだ。「アサヒ」が権益19.9%を保有して「青島ビール」の第2位株主となる。
「青島ビール集団」は持ち株比率30.56%で筆頭株主の地位を維持。「RB」は7.01%に低下するが、当面これを売却する意向はないとしている。
 
「RB」の撤退は青島ビールの悪材料? 
青島ビール株売却のもう一つの理由としては、「RB」の財務状況が関係している。
「RB」の前身である「インベブ」は世界2位のビールメーカーだったが、2008年11月に米「アンハイザー・ブッシュ」を買収してから世界トップに浮上。しかし、世界経済の後退で、買収のために調達した資金の利払いが増加したため、財務負担軽減のために青島ビールの株式売却を行ったのである。
ビール業界にとっては国内市場を独占しつつあった「RB」から開放されるメリットが大きい。また、これまで大規模な進出ができなかった「アサヒ」に市場参入のチャンスを提供したともいえる。
「アサヒ」は、ビールの生産販売と原料購入で事業面の提携を行っていく意向を示している。また、青島ビールが持つ生産拠点と販売ネットワークを利用し、中国事業を急速に拡大したいと意欲を見せている。
 
両社は合計7億元で新会社「深セン青島ビール朝日有限公司」を立ち上げ、国内最先端の生ビール工場を建設。また、本拠の青島にも合弁会社を設立し、双方とも新合弁企業を通じて飲料生産を展開していく構え。さらに、アサヒでは青島ビールの日本市場での製品販売も支援していくとのこと。
 
「青島ビール」にとって株主交代のメリットは大きい。「アサヒ」の先進技術と経営ノウハウを新会社に導入することで国内トップの地位が揺るぎないものとなるようだ。消費マーケットとしては世界でも大きな日本市場への進出にサポートができたことも、同社の海外戦略に大きな一歩となる。
 
国内消費市場は当面、厳しい状況が予想され、今年は我慢の一年となりそう。ただ、将来のさらなる飛躍に向かって、同社は確実に進歩を遂げている。 


(09:30)