中国コラム
February 22, 2021
July 05, 2019
7月1日から、中国史上最も厳しいと言われる、上海のゴミ分別が始まった。
同時に中国の各地でも、強制的にゴミを分別することになる。
ゴミを強制的に分別する時代へと突入した。
〇4種類に分ける上海のゴミ
ゴミの分別は、乾湿の2種類に分けるのが基本である。残飯等の生ゴミを分けることで、プラスチックや紙などその他の乾いたゴミの汚れを防ぐのである。しかし、上海では、このたびの生活ゴミを分別するにあたり、4つに分類する。
資源ゴミ・有害ゴミ・湿ったゴミ・乾いたゴミ
それは主に、末端処理設備の能力や、処理の利便性によって決められたものである。
しかし、分類の言葉だけを見ると、分類基準が分かりづらい物もあるので注意が必要だ。
単に乾いた、湿ったということばで判断してはいけないということで、いきなりこのような分類表を渡されても、どれほどの人が理解できることやら
例えば、乾燥シイタケは、乾いているけど湿ったゴミだし、鳥などの小さめの骨は湿ったゴミだが、牛や豚の大きめの骨は乾いたゴミだったり。
おむつやウエットティッシュは乾いたごみ。
ちまきの中身は湿ったゴミだが、周りの笹の葉は乾いたゴミとか、かなり複雑で細かいものとなっている。
〇罰金を科す課すことで、ゴミ分別をさせる上海
個人または企業が規定通りにゴミを分別しなかった場合、処罰の対象となる。
個人がゴミを分別しないまま捨てた場合、50元〜200元の罰金が科せられるほか、企業が規定通りにゴミを分別しなかった場合は最高で5万元の罰金が科せられる。生活ゴミ回収企業やゴミ処理企業が規定を違反した場合は、それぞれ最高10万元と50万元の罰金が科せられ、その行為が深刻であった場合、営業許可証を取り下げることもあるとしている。また、信用情報にもリンクしているともいわれる。
なお、城管(都市管理法律執行当局)は、全ての場所を常に監視できるものではないが、監視カメラや市民が撮影した画像や映像も証拠として採用すると発表。すでに実行されている。
ゴミの削減促進の一環として、飲食サービス提供者と飲食配送サービス提供者に対して、消費者に使い捨ての箸やスプーンを。また、宿泊施設は客室での使い捨てアメニティを、それぞれ積極的に提供してはならないとしている。
〇大都市だけでなく、中国全土で大問題となっているゴミ
第13次5カ年計画(2016〜20年)の中国都市部ゴミ処理施設建設計画によると、2020年末までに都市生活ゴミ焼却処理能力を埋立ての能力を超えなければならず、同時にバイオ処理施設の建設で、生ごみの処理を増やさない限り、環境汚染を抑えることができないのである。
もう、後が無い状態である。
〇観光客も例外ではない
観光客や出張者でも、例外ではありません。ホテルによっては、捨てる時間が決められたりしているようです。
街中で飲んだタピオカミルクティーを捨てる際でも、分別して捨てなければ罰金だったりしますので、要注意です。
モノにもよりますが、例えば残ったタピオカは湿ったゴミ、コップは乾いたゴミ、そして蓋は資源ゴミだったりとか・・・。
気を付けてくださいね。
(12:36)
June 22, 2019
辛い中国料理といえば、「四川料理」と連想する人は多いと思いますが、四川料理はそれほど辛くありません。
このときの“それほど”というのが、どのくらいか・・・ということで、一般的な日本人からしたら、相当辛いのかもしれません。
実際には、辛い料理は「湖南料理」が有名です。
では、四川料理はというと、花椒という山椒の仲間を豊富に使うことで、辛い(辣)というより痺れる(麻)が強いのです。
ですから、四川料理=麻辣というのですね
花椒の誘惑
最近では、花椒がブームとなり、パスタソースやカップ麺などにも使われるようになりました。
先日、「陳家私菜」というレストランに行きましたが、注文の際の辛さを「地獄辛」にしないと、本場の辛さにはなりません。
しかも、持参した花椒(青と赤のブレンド)をかけて食べるくらいが、ちょうどいいのです。
中国でも、たくさんの四川料理屋さんに行きましたが、本当に美味しいのはほんの一部。
しかも、数か月後に行って、コックさんが変わると味も変わります。
そのため、及第点を取った店には、時々行って味を試してみないとわかりません。
麻辣会
上海・麻辣会が今年の秋で100回を迎えようとしています
月に一回の開催なので、8年以上の歴史を持っています
元はといえば、上海にいる日本人で、辛い物が好きだけど、少人数では食べに行きづらい四川料理を、みんなで食べよう!ということで始まった会ですが、最近は日本に帰国したメンバーが、東京でも開催しています。(東京麻辣会)
花椒でいい汗かいて、痺れましょう〜!!
China Supportも、麻辣会を応援しています(参加しています)
(19:05)
June 10, 2019
香港で犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする条例改正案に反対し、市民ら100万人がデモ行進をした。
逃亡犯条例と呼ばれるこの条例の改正案は、容疑者を中国本土で裁判にかけられるようになる。
反対派は、中国政府が香港市民を政治的な理由で狙う恐れがあるため、反対している。
2014年の民主化運動「雨傘運動」を上回り、香港における過去20年で最大規模のデモとなった。
凶悪事件の容疑者が対象としているが・・・
条例が改正されれば、中国本土や台湾、マカオの捜査当局は、香港に対して、殺人や強姦など凶悪犯罪事件の容疑者の身柄引き渡しを要求できるようになる。
引き渡し要求については、事件ごとに引き渡しの可否が判断される。香港政府の関係者によると、最終判断は香港の裁判所が行うとなっているが、今後中国共産党の配下に組み入れられるという不安要素はぬぐえない。
政治的、宗教的な犯罪をかけられ、引き渡しの対象にすることも、時間の問題だと考えられる。
警官隊と衝突
デモ終了後には、数百人の参加者たちが警官隊と衝突。マスクをしたデモ参加者たちは、立法会(議会)の建物前で、警官隊に、警棒や催涙ガスで迫害を受けた。
直接、催涙弾を顔面に撃たれ、出血者も多数でた。
香港の生死がかかっている
条例改正案の反対派は、中国本土の司法制度には問題が多く、香港市民が危険にさらされるうえ、香港の司法制度の独立が侵されると訴えている。
この改正案は、国際金融の拠点としての香港の評判だけでなく、司法制度への評判にも影響する。その影響は私の将来にも及ぶ」と述べた。
一方、条例改正案を提出した香港政府は、信仰や政治的立場を理由にした容疑者の引き渡しは防止策が取られているとし、条例改正によって現在の「法の抜け穴」をふさぐことができると主張。キャリー・ラム行政長官は、7月までに悪法への改正を実現したい考えだ。
香港政府の報道官によると、改正案は法的根拠がしっかりしたものだとしているが、中国の支配下に置かれるという事は免れない。
(01:34)