February 05, 2020

上海政府による新型肺炎に対する疫病予防についての発表(2)
2月5日

上海市は少なくとも2月末まで、すべての学校を休校とした

「家を見て部落を守る」ために必要な二つの事
静安区江寧路街道辨事处主任可暁林

社区の疫病予防が最重要である。
街道の疫病予防は、その地域に責任であるため、社区の管理を強化することが必要。その「家を見て部落を守る」ために必要な二つの事を説明する。

1:住人を守る
住人を守るために、3種類に区分した
〇第1類 重点地域から上海に入った人間。湖北及び湖北を通ってきた者は、自分の部屋で14日の隔離をする。

隔離された住人に対して
1:個人情報の登録と、上海に至るまでのすべての行動記録(どこに滞在し、誰と会い、どうやって来て、誰と住んでいるかなど)
2:消毒について、まず小区に入る時に行なったうえに、部屋に入るまでの通路やエレベータ等の共有スペースから、部屋の入り口をもすべての場所を24時間体制で行う。
3:小区の委員会・警察官・社区の衛生センターが、部屋に、健康登録書、隔離承諾書及び、マスク、体温計、消毒薬、ごみ袋等や保存食を持っていく
4:ごみの回収は、毎日同時刻に、消毒をしながらゴミを集める。
5:毎日2回小区の委員会が隔離された家に連絡し、異常の有無を確認する。また、必要な物資に関しては、代わりに購入し、届けるので、問題ない。


〇第2類 湖北ではない場所から上海に来た人間は、小区の入り口で個人情報の登録をし、確認をする

〇第3類 賃貸住人のうち、上海に居ない人すべてに連絡を取り、電話等で現在地やいつ戻る予定かなど詳細に聴取する。


2:門を守る
小区では、「われらが小区はわれらが守る」を提言に、基本的に1つの門以外は閉鎖する。
訪問客は実名登録を行ない、小区に入る人間は全員体温測定を義務とする。
宅配便や出前に関しては、門の近くに専用の配達物受け取り場所を設ける。
小区の門はすべて電子錠にし、小区の者だけに配るものとする。
なお、街道内のすべての小区と門に関しては、毎日最低2回の警らを行なう。

道路に面している商店など、生活に必要な店以外はすべて閉鎖する。
レストランなど、店内の食事は閉め、持ち帰りだけにするなど、協力が必要であり、その店への生活保障は行なう。

オフィス棟に関して、各物業管理を通じ、全ての企業に連絡をとり、人員の登録を行なう。また、仕事が始まる前に各企業と協力し、全ての場所で消毒を行なう。なお、業務再開の折には、毎日出入りの登録と検査状況を報告する義務がある。

「家を見て部落を守る」ために、市民には不便なことも少なくないが、市民や企業の協力を得て、マスクや消毒液を配布することができます。全員一丸となって、疫病から身を守りましょう。

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社区:日本でいうと、大都市の〇丁目〇番地のようなもので、郊外ではない限り、一つのマンション群の場合もある。小区というのは、一つのマンション群を表すが、1〜2棟だったり、10棟以上あったりと、まちまち。
2〜3階建ての、昔ながらのラオファンズ(老房子)も含めて、小区はたいてい塀で仕切られており、出入り口も多くはない。

街道:日本でいう町会という感じ

上海市では、「市>区>街道>社区(>小区)」

例えば、上海市静安区江寧路街道〇〇社区となり
住所でいうと、江寧路365号静安□□花苑、となってます
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(18:00)

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