November 12, 2013

独身の日(11月11日)の熱に浮かされたような買い物ブームでは、阿里巴巴傘下のショッピングサイト天猫だけで取引額が350億元を超えた。

消費者の消費力には限界があり、天猫などのeコマースサイトに集中すれば、実店舗の経営は必然的に打撃を受けることになる。

7月時点で5億9100万人という、増え続けるネット利用者が、独身の日のような買い物ブームを経験する中で、便利で安いネットショッピングという消費モデルにますますのめりこんでいるということ。

eコマースは伝統的な小売産業に大きな変化をもたらしており、多くの商売がネットなしでは成り立たなくなっている。
家電量販店の国美や蘇寧といった実店舗はすでにネットの販売ルートを確立し、今年の独身の日には銀泰をはじめとする伝統的な商店やブランド品取扱業者もO2O(オンライン・ツー・オフライン)のモデルに加わり、eコマースで新たな転機を模索していた。

伝統的な小売産業が、危機的状況に目を向けず、イノベーションを行わず、消費者に真の関心を払おうとせず、手を結んで抵抗する戦略を採り、長年にわたって築かれてきた既得権益同盟の裏ルールを固守しようとていては、消費者には選択されないのである。



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