February 18, 2013

中国EC大手の京東商城は2月16日、普通株式による約7億ドルの資金調達の完了を確認した。

投資家には、今回新たに株主となったカナダのオンタリオ州教員年金基金、サウジアラビアのキングダム・ホールディング・カンパニーが含まれる。

2012年末、中国B2Cオンライン小売市場において、京東商城は22.3%のシェアを占め、天猫(Tmall)に次ぐ業界2位となった。
同社は蘇寧易購、テンセントB2C、凡客誠品、アマゾン中国を大きく引き離し、独占的な地位をさらに強化した。

京東商城はIPOの下準備を進めており、費用性投入を資本性投入に変えようとしている。これは同社の収益を支えるだろう」と述べた。

今回の資金調達は、多くの潜在的な競合他社に対して目に見えない圧力を与えるかもしれない。

京東商城は今回調達した資金を、企業経営、新事業の発展、物流システムの建設強化などに充てる。同社は現在アジア最大のスマート化物流センター「亜州一号」の投資建設を進めている。これは全国的なプロジェクトだ。上海市嘉定区の「亜州一号」は2013年末に稼働開始する見通しで、毎年300−400億元の売上を支えることが可能になる。

(23:12)