August 06, 2018

米コーヒーチェーン大手のスターバックスはアリババとこのほど上海市で新小売事業における全面的な戦略提携を結ぶことを発表した。
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スターバックスコーヒーはアリババと独占的パートナー契約を締結し、アリババのグループ企業である饿了么を活用し、スターバックス店舗からの迅速なデリバリーの仕組みを構築。9月を目処に北京や上海など大都市150店舗でデリバリーをスタートし、年末までに中国全土で2000店舗に拡大予定。


スターバックスが提供するメンバーシップ会員は、アリババの会員システムと融合し、アリババ経済圏にあるタオバオ、天猫、饿了么、盒馬鲜生といった全てのアリババ経済圏へのエントランスからスターバックスの注文が可能となる。

今回のアリババとスターバックスとの提携はデリバリーモデルの構築に本質があるのではなく、アリババ経済圏にある6億人のビッグデータと中国スターバックスメンバーシップ900万人を融合することで、どんな化学反応が起きるのかを見守る壮大な実験なのである。
ユーザーのコーヒーに関する注文データは完全にビッグデータとして蓄積され解析されることになる。


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