May 11, 2010

急成長する中国のサービスアウトソーシング==人民网==

ここ数年来、中国のサービスアウトソーシング産業の急成長ぶりに世界が注目している。中国はサービスアウトソーシングやオフショアアウトソーシングの中心地。

会計事務所大手KPMGは「龍の飛躍 中国サービスアウトソーシング都市巡覧」と題する報告書の中で、今後5年間、中国のサービスアウトソーシング市場の複合年間成長率は約26%を維持し、2014年の市場規模は約439億ドルに達すると予測した。

人材、低コストが牽引

中国のサービスアウトソーシング市場の発展は相当なスピードで、 2008年末時点で、大陸部だけで4千社を超えるサービスアウトソーシング企業があり、2010年1月には9千社を超えた。今後も中国サービスアウトソーシング市場には大きな発展の可能性がある。

政府がサービスアウトソーシング産業の支援に力を入れていることが、中国の同産業が急成長を遂げた最大の原動力。2009年2月以来、国務院は「サービスアウトソーシングモデル都市」として21都市を承認した。

オフショアアウトソーシングの発展が必要

とはいえ、他のアウトソーシング受け入れ国に比べて、中国ではオフショアアウトソーシングの占める割合が非常に低い。2009年末現在、中国が受け入れたオフショアアウトソーシングは国内アウトソーシング市場全体の22%を占めたが、インドではこの割合が 64%に達する。あるグローバルサービスアウトソーシングの専門家は「中国のサービスアウトソーシングが世界の発注元に注目されるようになったのは07年のことだ。オフショアアウトソーシングの発展には時間が必要で、産業が成熟しなければ発注元に受け入れられない」と指摘する。2014年にはオフショアアウトソーシング業務がアウトソーシング市場全体に占める割合は35%に達すると予測される。

長江デルタ地域と珠江デルタ地域が国内でオフショアアウトソーシング業務の受け入れが最も集中している地域で、両地域には都市に港が多く、国際経済・貿易交流が密に行われており、経済が発達し、アウトソーシング産業も相対的に発達し、インフラが整っている。また優秀な人材が多く、各産業が求める高い素質を備えた人材を豊富に擁している、といった優位点がある。

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