August 27, 2009

IPアドレスが足りない!枯渇へ 新ルールによる割り当てを

中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)国際部の張健主任は、中国のユーザーに、より多くのIPアドレスが割り当てられるよう積極的に働きかけている。

CNNICの統計データによると、今年6月の時点で、中国大陸部に割り当てられたIPv4アドレスは2億500万個と、米国に次ぎ世界で2番目に多い。その次が日本。

中国のネットユーザーは3億3800万人にのぼり、中国が取得したIPv4アドレスの数は世界に割り当てられた総数の4.5%にも満たないという。この3年間、IPv4アドレスの増加はネットユーザーの増加に大きく後れを取っており、IPv4アドレスの不足問題が日増しに深刻化している。

26日に北京で行われた第28回APNICオープンポリシーミーティングで、参加国はIPアドレスの割り当て、ドメイン名の国際化、ネットワークセキュリティなどの問題を重点的に話し合った。

IPアドレスの割り当てについて張主任は、CNNICの十分な経験を生かし、APNICとの話し合いと協力を通じて、中国のユーザーがより多くの、より安価なIPアドレスを取得できるような内容をAPNICの割り当て政策の中に盛り込めるよう働きかける一方で、CNNICは現在のIPv4からIPv6への移行作業を積極的に推進するとした。張氏はAPNIC執行理事会の理事も兼ねている。


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