August 14, 2009

上海ディズニーランドは、2014年開業へ年内にも着工かぁ?

中国上海市で2014年の開業をめざす、上海ディズニーランド建設計画で、予定地がまたがる市内の浦東新区と南匯区が合併し、地元当局が正式にプロジェクトへの後押しを表明した。中央政府の承認を待って年内にも着工する見通しだ。一方で、2005年開業の香港ディズニーランドは経営不振が続き、共倒れも懸念されている。

上海ディズニーランドには合併前の両区の境界地で浦東国際空港に近い150ヘクタールの用地が用意され、建設費は約250億元(約3500億円)を見込んでおり、地元は来年開催の上海万博に続くプロジェクトとして経済効果に期待を膨らませる。

上海は1990年代にディズニーランド誘致合戦で香港に敗退した経緯がある。だが、世界に5カ所あるディズニーランドの中で香港は唯一、赤字に陥っている。中国人観光客のマナーの悪さが広く伝えられてイメージが低下したことや、アトラクションの少なさが不人気の理由として指摘されている。

経営不振を挽回しようと香港ディズニーランドは先月、2014年の完成をめざす拡張計画を発表したばかり。
上海DLでは、もっぱら中国人の生活習慣や文化に合わせた独自の設定やアトラクションをめざす可能性が高いが、米本場を忠実に再現した東京ディズニーランドとはイメージが異なり、中国色を濃厚にしたディズニーランドがどこまで人気を呼ぶか読めない上、香港と観光客が分散することで共倒れの危険性もうたわれている。

こんな場所の予定
SHDL25


(12:00)