May 04, 2009

豚肉の消費が減って価格が2年ぶりの安値に
新型インフルエンザの影響を受けて、世界最大の豚肉消費国である中国で、豚肉の価格が下がり続けている。
中国では昨年、物価高騰抑制のために養豚が奨励された経緯もあるだけに、中国政府は、「中国産の豚肉は安全」と安全性を訴えている。
京華時報によると、4月29日の北京市南部、食品卸売市場の豚肉の平均価格は1kgあたり9.4元(約136円)と、2年ぶりの安値を記録。
高騰した2008年2月より約60%も値下がりした。
市場関係者によると、新型インフルエンザの影響で消費が減った上、一部の業者が売り急いでいることが価格を押し下げているという。
中国農業省の高鴻賓次官は4月末の記者会見で、「中国の豚は病気ではない。安心して食べてほしい」などと、中国産豚の安全性を訴えているが、消費者は豚肉購入を控え始めたため豚肉価格が下がっている。
中国の豚肉生産量は5,197万トン(2006年)で、世界の豚肉生産量の50.1%を占めている
中国人一人当たりの年間消費量は39.6キロです。
中国の肉類消費の中で豚肉は約6割を占めている
世界の胃袋、豚肉消費は世界一!
日本の農林水産省は豚肉の安全性に関して、万一ウィルスが豚肉に付着していたとしても、インフルエンザウィルスは熱に弱く、加熱調理で容易に死滅すると発表しています。
WHOは新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)について、現在の「5」から世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」へ早期に引き上げる公算が大きいとのことです。
日本ではまだ感染者は確認はされていませんが、中国・香港で確認されています。
現代は毎日多くの航空便が国際間で飛んでいて人的交流が多く、どの国で新型インフルエンザが急に流行するか全く分かりません。
仮に中国で感染者が増えるようであれば多くの日系企業が日本人駐在員の一時帰国などを検討します。2003年のSARSの時と同じ状況が繰り返されようとしています。新型インフルエンザは在中国の外資系企業にとっては事業継続に対する最も大きなリスクとなっています。
また仮に感染者が増えると、感染拡大防止のためあらゆる渡航が禁止され、暫くの間中国から出国できなくなることも予想されます。こうなると中国内の自宅でじっと流行が終わるまで待たなければなりません。ある程度の水や食料の確保を検討する必要があります。
新型インフルエンザの感染力はそれほど強くはなく、万一感染しても軽症で回復するケースも確認されています。マスク着用やうがい、手洗いでかなり感染を防げるようです。
新型インフルエンザに関する正しい知識を身につけ、万一感染者が増えてもパニックに陥らないようあらゆる準備をしておく必要があります。
http://blog.livedoor.jp/john1984jpn/archives/51281506.html
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