GDP

December 07, 2008

中国社会科学研究院は、2009年の中国経済成長率(GDP増加率)は、最大で9.5%となる見込みと発表。

最大で9.5%ということだが、経済成長率9%、8.5%以下という3種類の予測を公表している。

中国経済成長率9.5%達成のためには、国内・国外を含めた世界経済の回復が条件・・・というように条件が並んでいるため、純粋な予測ではないので、あまり当てには出来ない。
社会科学院は、中国GDP成長率の低下は、貿易の不調や外需の鈍化、人民元高が原因と考えているが、今後は消費によるGDP成長率増加を見込み、中国内需拡大政策を進めるよう提言している。


2008年中国住民所得増加率は7%程度の増加

中国社会科学院「2008年社会白書」によると、中国住民所得増加率は7%程度になるようだ。
また、「中国都市部も、農村部も、住民の可処分所得は前年比7%の増加を予測」と発表。しかし都市部に限っては、2007年の12.2%に比べて

、かなり低下している。国際金融危機の影響により、株式市場、不動産市場をはじめとした景気の悪化が影響し、投資リスク回避のため、住民の預貯金が急速に増加。今後の消費動向にも影響が出てくると見られている。


同じ社会科学院からの発表が、ちょっと矛盾しているように思えます。
しかし、世界銀行の発表にもあったように、中国のGDP成長率は、少なくても7%程度にはなると思われますので、他の国よりは高いところで推移すると思います。しかし、楽観視は出来ない状況です。



(12:30)