中国Business
November 03, 2015
中国銀聯の国際業務子会社、銀聯国際は、フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルとの提携により、新たにアフリカ8カ国で銀聯カード取扱業務を開始することを発表した。
これにより、銀聯カードのアフリカでの業務は44カ国に拡大したことになる。
今回銀聯カード業務が新たに始まったのは、マダガスカル、ベナン、コートジボアール、ブルキナファソ、カメルーン、ギニア、セネガル、チャドの8カ国。
中国は近年、アフリカ諸国のインフラ建設、情報通信、日用品貿易などの分野で様々な支援を提供しているほか、観光往来も徐々に拡大しており、アフリカを訪れる中国企業と中国人がますます増えている。
この8カ国にあるソシエテ・ジェネラルの全ての提携店舗で銀聯カードの取扱業務が始まれば、これらの国の店舗のうち約2割で銀聯カードを利用できるようになり、観光地や百貨店など、観光客が良く訪れる場所での決済にほぼ対応できる。
March 30, 2015
July 01, 2013
今年に入り、中国で最低基準を引き上げた省(自治区・直轄市)は18に上った。
★18省(自治区・直轄市)で最低賃金基準引き上げ
江蘇省一類地区では、最低賃金基準が月1320元(約2万1400円)→1480元(約2万4千円)に引き上げられた。
四川省の最低賃金基準は4ランクに分かれており、最高ランクでは月額1200元(約1万9400円)に引き上げられた。
遼寧省一類地区の最低賃金基準は月額1100元(約1万7800円)から1300元(約2万1千円)に引き上げられた。
中国全国で、今年に入り最低賃金基準を引き上げたのは、上海、広東、天津、浙江、北京、山東、山西、河南、江西、広西、深セン、甘粛、陝西、貴州、新疆、江蘇、四川、遼寧の18省(自治区・直轄市)に上った。
地方別に最低賃金基準を見ると、全国で最低月給基準が最も高いのは上海で1620元(約2万6200円)、最低時給基準が最高は北京と新疆ウイグル自治区で、いずれも15.2元(約246円)だった。
★最低賃金基準、最低2年に1度は見直し
中国「最低工資(賃金)規定」によると、最低賃金基準は、月あたりの最低賃金と時間あたりの最低基準を定めるのが一般的な方法。月給の最低基準はフルタイム(正規)労働者に、時給の最低基準はパートタイム(非正規)労働者に、それぞれ適用される。
各地では、少なくとも2年に1度は最低賃金基準を見直さなければならない。
人社部の統計データによると、各地の最低賃金基準はここ数年、大幅に上昇している。
2011年に最低賃金基準の見直しを行った省(自治区・直轄市)は24、平均上昇幅は22%。
2012年には24省(自治区・直轄市)が調整し、平均上昇幅は20.2%に達した。
国務院による所得分配制度改革に関する意見書では、経済発展や物価変動などの状況に応じ、時機を見計らい最低賃金基準を引き上げ、2015年までに、全国ほとんどの地方の最低基準を、現地都市部で働く労働者従業員の平均賃金の40%以上とする目標が掲げられている
March 25, 2013
上海市では自動車プレートの価格制限が正式にスタートした。
自動車プレート価格が記録を更新し、上昇を続ける事態に直面して、上海市の関連管理部門は準備していた政策を早急にうち出すとしており、中古自動車プレートの価格制限令もその一つだという。
中古車の売買双方が契約に調印する時は、取り引きする車両の価格構成(車体の価格、プレートの限度価格、サービス費用など)を明確にしなければならないとした。
プレート限度価格が最新の自家用車プレート限度額に基づいて行われたオークションでの平均落札価格を上回った場合は、手続きを一律受理しないという。
マネージメント会社による巧妙な自動車価格つり上げの手法について、同操作方法は次のように規定する。契約の中で明示された車両の取引価格が市場価格と明らかに乖離している場合は、専門の中古車査定会社による評価を受けるとともに、評価報告を提出しなければならないという。
上海の中古車市場には他の都市にはない特殊性がある。
上海の中古車の販売価格にはプレート価格を含むものと含まないものとがあり、含むものは車の後部に「最も高い鉄板」(プレートの意味)がついているので人気があり、ダフ屋の買い占めの対象になりやすい。
中古車のプレートに対する価格制限を実行し、価格を監督管理の範囲に組み込むことは、市場に投入される自動車の台数を増やすことにつながるだけでなく、ダフ屋を閉め出すことにもつながるという。
December 10, 2012
申告されている収入のみでも、中国はすでに5000万人の富裕消費者を持ち、インドの700万人、ブラジルの2600万人、ロシアの1000万人の合計を上回る。
3年内に日本を抜き、世界2位の消費市場に
中国は今後3年内に日本を抜き、世界2位の消費市場となる見込みだ。このうち消費増加の半数は、現在の富裕消費者によるものとなる。
中国の新興富裕消費者は今後10年間、中国消費市場の成長を支える。
同消費群は2020年に2億8000万人に達し、中国都市部の人口の35%、中国総人口の20%を占める。
購買力が世界消費総額の5%を占める3兆1000万ドル(約248兆円)に達する見通し。
同消費群の消費額だけでも、2020年の日本の消費総額に相当し、ドイツの消費総額を28%上回り、韓国の消費総額の3倍に達する。
世帯年間可処分所得が少なくとも2万ドルに
中国富裕消費者の世帯の年間平均可処分所得が少なくとも2万ドルに達するとされているが、これは一つの転換点だ。この転換点に位置する中国人消費者は、最も重要な品目の消費アップグレードを加速する。最も成長が見込める品目には、自動車、海外旅行、贅沢品が含まれる」と分析した。
中国富裕消費者の多くが中小都市に住むようになり、豊かな女性消費者が主な消費決定者となる。
豊かな男性消費者は新たな品目の消費アップグレードを行っており、ベテラン富裕消費者は体験型の消費を求めている。
富裕消費者の子女もまた、重要な消費群だ。同消費群は現在、富裕人口の10%を占めるのみだが、これが5年内に30%に膨れ上がる見通しだ。
この大きなチャンスを活用するため、企業はこの独特かつ変化の激しい消費群をよく理解する必要がある。
企業は、いかに中国富裕消費者とのつながりを強化し、影響範囲を拡大し、ブランド情報を調整し、魅力的な体験を提供するかについて考慮しなければならない。
企業は、デジタル媒体やECサイトを利用し、かつ消費者の海外ショッピングの流行を活用すべきだ