September 10, 2014

中国が全面的に世界のインターネットに接続してから20年にあたり、ネットワーク利用者は6億人を超え、サイトは400万を数え、スマートフォンによるネット利用者は5億人を突破した。13年に決済機関が処理したネット決済は153億3800万件、決済額は9兆2200億元に上った。今年上半期のECの取引額は5兆6600億元に達して前年同期比30.1%増加した。

そこで、中国政府の言い方と考え方だが、中国のネット管理は、国の利益を守る、中国の消費者の権利を守るという二つの線引きさえ守っていれば、すべてのネット企業が中国で発展を遂げることを歓迎すると言う。中国政府の一見開放的な姿勢は、中国に来て投資するすべての企業は中国の法律を遵守しなければならないという、この法律が曲者なのだ。

中国政府は中国の市場を利用し、中国で金を稼ぎながら、中国に危害を与え、ネットワークのセキュリティと国の安全を脅かす行為を決して許容しない。だから、国の安全のために、個人の監視をし、巨大な壁により一部のネットワークへの接続を止め、万が一批判的な言動が見られる場合には、それなりの体制で排除をする。すべては、法律で守られた行為であるかのように。

世界各国のネットの整備に関する見方はさまざまだが、先進国での共通認識はほとんどの正常な人間であれば理解できていると思う。そのため、世界で共通するルールが存在するのも確かだ。

ネットは平和で安全で開放的で協力的でなければならない。
世界平和を促進し国内外で争いを誘発してはならない。たとえ国家権力であっても、檻に入れて国外の情報に触れさせないとか、プライバシーの無断収集などもってのほかなのに、情報社会が多くの人の加害者になっていることを、多くの人は知らないのである。






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