December 10, 2012

中国の現在の富裕層は1億2000万人に達し、年間平均購買力は5900億ドル(約47兆2000億円)。

申告されている収入のみでも、中国はすでに5000万人の富裕消費者を持ち、インドの700万人、ブラジルの2600万人、ロシアの1000万人の合計を上回る。




3年内に日本を抜き、世界2位の消費市場に
中国は今後3年内に日本を抜き、世界2位の消費市場となる見込みだ。このうち消費増加の半数は、現在の富裕消費者によるものとなる。

中国の新興富裕消費者は今後10年間、中国消費市場の成長を支える。
同消費群は2020年に2億8000万人に達し、中国都市部の人口の35%、中国総人口の20%を占める。
購買力が世界消費総額の5%を占める3兆1000万ドル(約248兆円)に達する見通し。

同消費群の消費額だけでも、2020年の日本の消費総額に相当し、ドイツの消費総額を28%上回り、韓国の消費総額の3倍に達する。

世帯年間可処分所得が少なくとも2万ドルに

中国富裕消費者の世帯の年間平均可処分所得が少なくとも2万ドルに達するとされているが、これは一つの転換点だ。この転換点に位置する中国人消費者は、最も重要な品目の消費アップグレードを加速する。最も成長が見込める品目には、自動車、海外旅行、贅沢品が含まれる」と分析した。

中国富裕消費者の多くが中小都市に住むようになり、豊かな女性消費者が主な消費決定者となる。
豊かな男性消費者は新たな品目の消費アップグレードを行っており、ベテラン富裕消費者は体験型の消費を求めている。


富裕消費者の子女もまた、重要な消費群だ。同消費群は現在、富裕人口の10%を占めるのみだが、これが5年内に30%に膨れ上がる見通しだ。

この大きなチャンスを活用するため、企業はこの独特かつ変化の激しい消費群をよく理解する必要がある。
企業は、いかに中国富裕消費者とのつながりを強化し、影響範囲を拡大し、ブランド情報を調整し、魅力的な体験を提供するかについて考慮しなければならない。

企業は、デジタル媒体やECサイトを利用し、かつ消費者の海外ショッピングの流行を活用すべきだ




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