July 14, 2012

呉階平医学基金会と米ブリストル・マイヤーズスクイブ社が共催する2012年世界肝炎デー・中国肝炎サミットが6日、北京で行われた。

中国C型肝炎患者の疾病負担に関する調査結果が発表された。

それによると、中国のC型肝炎キャリア率は全人口の3.5%と高く、人数は3800万人に達している。
しかし中国では依然としてC型肝炎への認知度が低いまま。
患者の急増とは裏腹に、第一線の医師や一般市民はC型肝炎という伝染病に対する認識が低く、その危険性を十分に重視してはいない。


C型肝炎をめぐるある国際組織が2011年に発表した調査データによると、ほとんどの中国大陸部患者はC型肝炎が治療で完治できることを知らず、40%以上のC型肝炎患者が治療を拒否していることがわかった。

さらに、C型肝炎の見落とし率が52%に達しているとのデータもある。

中国衛生部の統計によると、中国のC型肝炎発病率はますます高まっており、2003年から2010年の7年間で6倍以上増加した。

C型肝炎は自覚症状がほとんどないにもかかわらず、最終的に肝硬変や肝がんに発展する確率が高いため、「サイレントキラー」とも呼ばれる。

中国C型肝炎患者の入院費は1回につき平均8212.20元(約10万3千円)と高く、都市住民年収の34.25%、農村住民年収の117.70%を占めている。

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