January 10, 2011

2015年に開業を予定している上海ディズニーランドの建設プロジェクトについて、上海市政府筋の資料から、その投資額が250億元(約3100億円)にのぼることがわかった。


100平方キロメートルにわたる周辺地区の開発も含めると1000億元(約1兆2564億円)を超え、上海万博をも上回る一大プロジェクトになる。

上海市東部郊外に2015年開業予定のディズニーランド。敷地面積は7平方キロメートルだが、周辺地区の付帯プロジェクトを含めると、同園にかかわる総面積は107.1平方キロメートルに及ぶ。
その資金1000億元のほとんどは上海市政府が投じるもので、大部分はインフラ建設に使われる。

この政府の巨額投資が、民間企業による投資や外資の呼びこみを促進すると期待されている。
周辺地区に映画撮影スタジオ、イベント展示場、ホテル、ショッピングセンターなど、付帯設備の建設に食指を動かす企業は少なくなく、すでに香港、英国、地元の企業が具体的に動いていると報道では伝えている。

すでに起工している同園、現段階では園中心部に人工湖、東西南北の四方それぞれに人工河川、建設作業の本格化に必要な道路を建設中で、道路の完成をめどに今年5月から本格的な建設に入るようだ。

2014年6月には完工予定。 開園後の経営については、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが参画するとの情報がある。
現在、米ウォルト・ディズニー社に打診中の段階だが、東京ディズニーリゾートがこれまで打ち立ててきた成功モデルに、米本社も大きな信頼を寄せているとのこと。

人材育成やローカル文化を適切に取り入れた運営スタイルが評価されている。
現在のところ、上海ディズニー側には事実関係の確認は取れていない。

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